どうも坂本です。
最近は非常にたくさんの種類のPCモニターが普及していて、どれを使ったらいいかと悩んでいる人も多いのでは無いでしょうか?
僕の場合、自宅では42.5インチの大型4Kモニターを使っていましたが、作業を行うにはどうにもやり辛さを感じる事が出てきました。

モニターの上下左右への視線変更が地味にしんどい…
今回は作業性を考えて、一回り小さめの新しいモニターに切り替えようと思った次第です。
検討のポイントは下記3点
- 画面サイズはどれくらいがいいか。
- 解像度は4kがいいか? それともあえて落とすべきか。
- メーカーはどこがいいか。
最終的に購入したのは27インチQHDモニターのS2721DSとなりました。 色々比較検討した情報も含めて、見てもらえればと思います!
WQHDの表記をよく耳にしますが、これはQHDサイズと同じ大きさです。
メーカー側がワイド(Wide)表示を強調するためにつけたサイズ表記のようです。
- 検討ポイントからDELLの27インチQHDモニターを選んだ理由
- DELL S2721DSの特徴
- 実際に使ってみた感想と、今後の使いこなしについて
特にモニターのサイズ選びについては、作業効率に直結する内容になってます。
テレワークでの作業用モニターの購入や作業環境の見直しを検討されているなら、きっとお役にたてる内容になっていますので、ぜひ参考にしてください!
DELL S2721DSのスペック
モデル名 | S2721DS |
メーカー | DELL |
画面サイズ | 27インチ |
アスペクト比 | 16:9 |
パネルタイプ | IPS 非光沢 |
モニター形状 | フラット |
実効解像度 | QHD 2560 x 1440 @ 75 Hz |
入力コネクタ | 2xHDMI, DisplayPort |
最大表示色 | 1670万色 |
応答時間 | 8 ms (GtoG 典型), 5 ms (GtoG 高速), 4 ms (GtoG エクストリーム) |
輝度 | 350 cd/m² |
付加サービス | Advanced Exchange ServiceおよびPremium Panel Exchange (3年間) |
寸法 (幅x奥行きx高さ) – スタンド含む | 61.16 cm x 18.68 cm x 45.34 cm |
作業用モニターとして27インチQHDを選んだ経緯
もともと42.5インチ4Kモニターを使っていたのですが、引っ越しに伴い作業環境を見直したところ、目の疲れが大きくなっていると感じ始めました。
作業机の奥行きは84センチで決して狭くないのですが、42.5インチのサイズだと左右と何より上部への視線移動が多くなってしまうのです。
とはいえ、さらに以前には27インチフルHDモニターを使っていたので、画質もその頃よりは良くしたいという思いもあります。
間をとるなら、どの程度が丁度いいのかを探すところからスタートしました。
画面サイズ選び
42.5インチは流石に大きすぎるとして、妥当なのは以前に使っていた27インチか32インチ程度のサイズです。
大事なのはサイズと解像度のバランス。作業する上では文字の見易さが最優先だからです。
文字の見易さを測る目安としてppi(画素密度)というものを使います。
これが高ければ画像はきめ細かく表示されますが、その代わりにPCモニター上では文字のサイズが小さく表示されるようになります。
僕がメインで使っているWindowsは96ppiを想定して作られていると言われています。
画面のサイズ(インチ) | 画面解像度 | 画素密度(ppi) |
27 | 1920×1080 (FHD) | 82 |
27 | 2560×1440 (WQHD,QHD) | 109 |
27 | 3840×2160 (4K) | 163 |
31.5 | 1920×1080 (FHD) | 70 |
31.5 | 2560×1440 (WQHD,QHD) | 93 |
31.5 | 3840×2160 (4K) | 140 |
42.5 | 3840×2160 (4K) | 104 |
上の表でいうと27インチFHDのppiは82ですので、文字サイズは大きく、その代わりに画質は最近の基準では物足りなく感じます。
一方31.5インチ4Kのppiは140で、画質は極めて良いものの文字が小さくなりすぎます。
もちろんWindowsには文字のサイズを調整できるスケーリング機能がありますが、アプリの対応状況によってはレイアウトが崩れたり文字が滲んだりという事がある為、100%のサイズで表示をしたいです。
画面に表示される文字サイズが許容できる大きさで画質のバランスも考えると、僕には27インチQHDが最適でした。

今まで使っていた42.5インチ4Kモニターは動画視聴やゲーム用途に回し、作業はDELL S2721DSでやっていきます。
ちなみに比較対象として検討していたのは同じくDELLのS3221QSという31.5インチ4Kモニターです。
こちらは左右の画面端がゆるくカーブした曲面モニターで、左右の見づらさを解消するための工夫がされています。
僕は100%表示での文字サイズを重視しましたが、画質重視の方はこちらのモデルを選ぶのもいいかもしれません。
31.5インチ4K曲面モニター
27インチQHDフラットモニター
これらのモニターの場合は3年間の保証期間および延長保証期間の間は、ドット抜け1個でもあれば良品に交換してもらう事が出来ます。

特に作業用として毎日使うモニターはドット抜けがあると集中できないので、この点でDELLのモニターに決めました。
ドット抜け1点からでも交換できる安心感は、心強いです。
DELL S2721DSの外観とスペック
購入したS2721DSを見ていきます。
外箱

外箱はこんな感じのカラフルな箱です。
27インチでも箱は大きめで横幅83センチありました。
内容物
同梱されているのは、モニター本体とスタンドおよび電源ケーブルの他、HDMIケーブル1本のみの割り切った仕様です。
DELL S2721DSはamazon専売のモデルで、特徴として上下左右の向き変更と高さ調整に加えて、回転もできる可動式スタンドが付属しています。

ケーブルをまとめるためのケーブルホールがついており、この穴を通すことで電源や出力ケーブルが取り回しやすくなります。



背面の端子類
正方形タイプのVESAマウント対応なので、モニターアームを使う場合でも全く問題ありません。

スタンドはこのマウント部分にはめ込むタイプで簡単に取り付けできます。


入力できる端子の数は、HDMI端子2本とDisplayPort端子が1本。必要十分な数だと思います。

オーディオ出力端子で外部スピーカーに繋げられますが、本体にも内蔵のスピーカーがあります。
ノートPCなどの映像出力端子がUSB-Cのみの場合は、HDMIへの変換ケーブルが必要です。

リモコンは付属しておらず、コントロールは前面右下のボタン類から行います。

27インチQHDモニターを机に設置。
スタンドに装着しました。

縦配置への回転も可能です。

マニュアルにも図解があるのですが、回転させる場合は高さを一番上まで引き上げた後、画面下部分を手前に引いて角度を付けてから回さないと床面にモニター角が当たってしまうので、ご注意ください。

モニターアームを使って高さや向きを調整している方も増えてますが、Amazon専売のこのモデルは最初からチルト動作の出来るスタンドが付属しています。
それも踏まえると、やはりコストパフォーマンスにとても優れたモニターです。
狭額縁モデルで、モニター下のベゼルは1.4センチの厚みがあります。
若干の凹凸をつけたマットな質感で、中央にDELLのロゴが彫り込まれています。


実際に机へ配置しました。サイズ感もベストです。
しばらく使ってみた感想
文章入力やExcel作業に最適
モニターのサイズを抑えたことにより視線移動の範囲が適度に狭まり、自然な姿勢で作業に集中出来ています。
42.5インチ4Kモニターと比較すると作業領域は確かに小さくなりましたが、見づらかった画面端はもともと有効に使えていなかったであろうと考えれば、作業性はほぼ変わりません。
QHD(2560×1440)もあれば、最も一般的に普及しているフルHDモニターと比べると十分すぎる程の作業領域ですので、作業効率においては全く不満ありません。
そして今までよりも若干ではありますが実質的な画質も向上している為、表現が精細になっています。

不満に思っていた部分が解消されて大満足です。
やはり動画視聴や編集には、4K大画面ディスプレイが強い
僕はこのモニターを文章編集やコーディングをメインに使いますが、やはり大画面での迫力は42.5インチ4Kモニターには及びません。
また動画のタイムライン編集などは横の作業領域が広いほうが有利のようで、横に広くて高さを抑えたウルトラワイドディスプレイも人気ですね。
ゲーム利用について
このモニターのパネルはIPSディスプレイの為に発色と視野角に優れていますが、早い描写には若干不向きです。
そして、このモニターのリフレッシュレートは最大で75Hzとなっており、最新の高性能グラフィックカードの性能を存分に引き出せる仕様ではありません。
やはりそこは、ゲーム用途に特化したモニターには見劣りする点です。
内蔵スピーカーの音質
スピーカーを内蔵しており、これ単体でも音声出力は可能です。
ただ、やはり内蔵スピーカーですので、外付けスピーカーの音質には及びません。
音質にもこだわりがあるなら、外付けスピーカーを別途に導入したほうが良いでしょう。
調整など操作性
手の届く位置にある物理ボタンで操作を行う為、リモコンを机に増やす必要がありません。
これは個人的にはメリットだと考えてます。
そもそも機能の数を売りにしているタイプのモニターではないので、設定画面を開くこともあまり無く、ストレスフリーに運用できています。
純正のウィンドウマネージャーを使用できます。
ウィンドウマネージャーとは、画面内でのウィンドウの配置を細かく割り当てて使用する際の補助をしてくれるソフトです。
Windows10の基本機能として「スナップ」があり、ウィンドウを画面の左右に半分ずつ並べて使う機能として便利ですが、純正の管理ソフト「Dell DisplayManager」を使うと更に細かい配置が可能になり、作業性が大きく上がります。
総評と今後の運用
ハイエンドゲームをはじめとした、限界の性能を追求するような用途を除いては、万人におすすめの出来る優等生的なモニターです。
また4Kに比べて価格も手頃な為、コストパフォーマンスの面でもメリットが大きいです。
現状はWindowsマシンに単体で繋いでいますが、Macbookとも繋いでノートPCとのデュアルディスプレイで運用していく事も考えています。
僕のMacbook pro13インチはintelチップ世代で、それほどパワフルなマシンではありません。
それでも一般用途の範囲では、過剰にファンが回る事もなく快適に使用できていました。
この記事のまとめ
自宅での作業用メインモニターとしてDELL S2721DSを新調し、その選んだ理由と特徴・使い勝手を紹介させて頂きました。

このモニターを導入したことで、日々の仕事の効率が大きく上がりそうです。
この記事をご覧頂き、ありがとうございました。皆さんの効率化のお役に立てれば幸いです。
- テレワークなど事務作業用
- 今より少しだけモニターの画質を上げたい
- モニターアームなど追加出費なしで、向きや高さを可動させたい
- 価格も手頃な2万円台
9/30追記 夜間の作業用に、モニター取り付け型の照明を導入しました。
どうも坂本です。先日に27インチのQHDモニターを新調して、レビュー記事を書きました。窓際の机に置いて毎日使っているのですが、微妙な困りごとが一つありました。 […]