どうも坂本です。
身の回りに一気にApple製品が増え始めて、もはやandroid信者とは名乗れなくなってしまいました。
ですが、このApple Watch を使い込んだことによって、なぜAppleが熱狂的なファンを掴むに至る事ができたのかということを、ようやく理解できた気がします。

本題に入る前に、僕自身の話を少しさせてください。
Apple Watch Series 3 を実は以前に使っていました。
以前に勤めていた職場で、社用携帯として iPhone7 を支給されており、それとペアリングする形で使っていました。実質的な使用期間は3ヶ月くらいだったかと思います。
実はそれより前に polar m600 という android wear のスマートウォッチを使っていたので、スマートウォッチというのが、どういう物かという事は知っていました。
しかしこの製品。スポーツ心拍計メーカーが作ったという事もあり、デザインやサイズが会社員にはそぐわないのです。
転職先となった前職でiPhoneを渡された事もあり、巷で噂のAppleWatchを試してやろうという気持ちで Series 3 を自腹購入したのでした。
正直な感想は、使い物にならん。でした。
Series 3 のキツかった所1
意識して見ようとしない限りは、時計として機能しない
つまりは常時表示の機能が無いので、腕を持ち上げて時計を見る動作をしっかりとしない限りは文字盤が表示されず、時間が全く分からないという事です。
ちょっと腕を捻って顔に向けた程度では、文字盤は表示されません。
使い始めるまで、これほど判定がシビアだと思っていませんでした。
常に事務所にいるなら問題無いのでしょうが、外回りで客先に出向いた時に堂々と時計を見る仕草など出来るはずがありません。
会議が無駄に長引いた時に、デスク下でこっそり時間を見る事も厳しいです。
なんとか反応しないかと、手首を捻って試している仕草が実に怪しいです。
Series 3 のキツかった所2
バイブの振動弱くない?
もちろん設定は、触覚による通知を「はっきり」にしていたんですが、それでも気付けなかったのです。
じっとしている時はいいのですが、立って動き回っていると服の摩擦などで誤魔化されるのか、感じ取れない事が多数。
とはいえ、これは他のウェラブルに換えても大きな改善は出来なかったので、Series 3 のせいにしてしまうのはどうかなとも思うのですが、それだけサイレント通知への期待が大きかったという事でした。
結果スポーツ心拍計に戻った
ガッカリしながら Series 3 を手放した僕が新たに手にしたのは、スマート通知機能を持つスポーツ心拍計 Polar Vantage M。
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この時期にはサイズも小型化して目立たなくなっており、世間的にもスマートウォッチが容認され始めていたので、会社でも特に何か言われることもなく愛用していました。
またこの時計は、スポーツ中でも感知しやすいよう振動が強いのです。これで十分だわ。

そうです。
僕が求めていたのは、通知が手元で見れて、時計が見れて、振動がわかりやすい。
という3点だけだと、ようやく気づいたのでした。
Apple製品 買っちゃった。
会社員を辞めてしがらみが無くなった僕が、なんの因果かmacにハマりました。
そうなるとiPhone が欲しくなるわけです。
その時点で、iPhone が良ければ買ってしまおうという気分になっていたのですが、どういう訳か iPad mini がとんでもなく良くなっていました。ええ即買いでしたよ。
反面、iPhone は期待していたほどのアップデートは無かったようで、判断保留。
Apple Watch は近日発売という事で、こちらも保留。
思いがけず iPad mini 6 オーナーになることになったので、予定が狂いました。というか予算が…

そういう経緯で iPhone を最新の13mini でなく、前世代の 12mini にしました。
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さて、次世代 Apple Watch の発売まで猶予が出来たので、改めてAppleのサイトをチェック。
次世代は絶対に5万円は超えてくるであろう事を考え、買い気がみるみる萎えていきました。

iPad mini 6 がそうであったように、もし発表会からそのまま予約開始なら絶対に Apple Watch Series 7 を買ってました。
しかし、発売開始までの時間が僕を冷静にさせてしまいました。
そもそも最新機能っているの?と思い始めてきたので、廉価版の Apple Watch SE を見てみると、かなり安い…
でも常時表示機能が無いというのがNGです。今の僕には客先訪問なんてありませんが、トラウマが邪魔をするのです。
またしょんぼりしながら Apple Watch のブラウジングをし続けて、ようやく閃きました。
多くのApple Watch 好きの方々ならお気付きでしょうが、Series 5 には常時表示機能があったのです。
Apple Store の販売ページからは外れてしまっていた為に、なかなか気付けなかったのですが、Series 5 なら常時表示が出来て、なおかつ型落ちで安いのです。

メルカリでバッテリーなど程度の良さそうなものを探して、出物があったので即購入しました。
バッテリー状態97%で外装は新品に近い44mmサイズという掘り出し物を、Apple Watch SE 新品よりも安く手に入れられました。
これで、常時表示を備えて時計と通知をいつでも確認可能な Apple Watch が手に入りました。
外回り営業も無くなったので振動もバッチリ気づけます。
Apple Watch が与えてくれるもの
前置きだけで相当長くなりました。すみません。楽しくなってしまったもので。
ようやく本題です。
僕の手元にあるのは、もうじき2世代型落ちとなってしまうApple Watch Series 5 ですが、処理速度やバッテリーなど基本性能以外は極端な差は無いという事なので、Apple Watch 全体という括りでお話させてください。
スマートフォンなしで通知が確認できる。
全てのスマートウォッチで出来る事ではありますが、通知が見れます。
ただiPhoneだけとしか連携出来ない Apple Watch は、iPhone からの通知を最も効率よく、かつ最も安定して受けることが出来る製品です。
iPhone からの通知を手元で見れるという、言葉にすれば一言で終わってしまう機能ですが、実際に使ってみると一言で終わらない多大なメリットがある事に気付きます。
通知を手元で見れる3つのメリット
- バッグから取り出す手間がなくなる。満員電車の中だと更に取り出すのが難しいかもしれません。
- 他の情報を見てしまい気が散る事が減る。ついでにニュース等をチェックしてしまいがちですよね。
- 逆説的ですが、iPhone は画面が大きい事で通知の整理がしやすい為、そもそもの通知が多くても気にしなくなりがちです。
ですが Apple Watch を使い始めると、どうでもいい通知が来ると腹が立つようになります。
結果として、通知の数が減るように小まめな設定をしたくなり、通知自体の数が減少するようになるのです。
これらの結果、邪魔される事が減って作業効率が大きく上がります。

特に③は、実際に使ってみないと気付けない心の動きです。
Apple Watch はiPhone 側でも通知のカスタマイズが細かく出来ます。
これは機種による仕様の差が大きな android 系システムでは難しくなりがちな部分と言えます。
動作が安定していて不具合が少ない
現状の android wear は、はっきり言って安定性がまだまだです。
SAMSUNGのGalaxy に特化した Galaxy Watch などではクリアされているかもしれませんが、通知が来なかったり、何時間も前にスマホで確認したはずの通知が遅れて入ってきたりする事もありました。
しかし、Apple Watch の安定性には何ら不満がありません。先程は使えないと(横柄にも)言い切った Series 3 の時代から安定性は十分な水準にあったと思います。
お節介な秘書になる
予定やリマインダーの告知、はては洗面所で手洗いをしている時間の長さまで、Apple Watch が見守ってくれています。横で監視されている感が凄いです…
しかし、これは数日前の僕自身が設定した予定やタスクを、Apple Watch が忠実に教えてくれているだけの事です。
その通知に従って、今の僕もこうしてBlogの記事を書いているわけで、それが無ければ昼寝でもしたい気分なのです。
しかしタスク管理アプリに縛られている僕は、1日の終わりに Apple Watch からのダメ出しをされたくないが為に手を動かしている訳です。
この状況を僕はよく知っています。それは会社です。
会社で上司や同僚の目を気にしながら、一生懸命に仕事をしていた頃とそっくりです。
フリーになって自由なスケジュールで働けると思いきや、今度はApple Watch から管理される事になりました。
そしてその結果、自堕落な僕でもどうにか地道な努力を続けられているのかなと思う訳です。
そしてそれは、今もテレワークで自宅作業をされている会社員の皆さんにも当てはまるかと思います。
自宅では気が緩んで作業に集中しづらく、成果が落ち気味という方にはピッタリな製品です。
そんな思いで立てた予定や目標を達成する為に、手元で叱咤してくれる秘書がいるというのは、考えてみればとても有難い事ではないでしょうか。
何故なら、嫌々ながらでも従って努力し続ければ、夢見た自分にいつか届くかもしれないのですから。