使ってますか?クリップボード履歴

どうも坂本です。

午後に美容室で髪を切りに行ってきたんですが、
日差しが強すぎて熱いというより痛いってレベルでした。

コロナの影響もあって引きこもり気味だったせいもあり、
皮膚が弱っているみたいです。
もちろん日焼け気味でうっすらピンク色です。

さて、昨日にショートカットキーのお話をさせてもらいましたが、
今日はその続きです。

クリップボードとは、意外と知らない人の多いお役立ち箱

知っていると便利なPCの機能として、クリップボードというものがあります。

これは何かというと、
PC作業をする上で、コピー切り取りをした内容が入った箱のようなものとイメージしてください。
そしてクリップボード履歴というのは、その箱が塔のように積み上がったものです。

上に積まれていき、上から使われていきます。

では、これが実際の作業において、どういう風に役に立つのかという話です。

通常の貼り付けは、直近にコピー切り取りしたものしか使えないのに対して、
クリップボード履歴を扱えると、過去に遡って再利用が出来ます。

つまり複数の内容をコピーしてペーストする必要がある時などに、
コピー範囲をいちいち選択し直す必要がありません。

マウスやキーボードでそこを選ぶだけで、以前の内容を呼び出すことが出来るのです。

具体的な使い方を見てみましょう。

文字データの利用

例えば取引先の資料に使う目的で、上のような順番でコピーして貼り付けを繰り返す作業を行ったとします。

また別の資料を作る際に電話番号だけが必要になったとして、クリップボードの中から電話番号を選べば、再度コピーを行う事なく貼り付けが出来ます。

もう一度コピーし直した方が楽だと思うかもしれませんが、例えば参照した電話番号の資料を閉じてしまったり、該当の取引先の電話番号が複数あって探すのが面倒と思うこともあるかもしれません。

自分が直近で使った内容を再利用出来るということが、一番の利点です。

書式や画像も再利用できます。

クリップボードで扱えるのは文字だけではありません。

なんと画像や、エクセルなどの書式データも再利用出来るのです。

特にビジネスの現場では、Excelで作った表の形式を合わせて新しいデータを追加することは頻繁にあると思います。
その際に既存の書式を流用出来るのは大きな効率化となるはずです。

ほぼ全てのPCで、標準機能として用意されています。

世の中で使われているパソコンでは種類を問わず使われています。
もちろん種類ごとに使い勝手は多少異なりますが、今や必須の機能と言えるからです。

最新のWindows10でも、これがOS標準の機能として実装されていて、アプリやフリーソフトを追加で用意する必要もありません。
(Windows 10 October 2018 Updateより)

使い方は簡単で、キーボードのショートカットキーを使って呼び出します。

[Windows]+[V]キーでクリップボードウィンドウを表示する

初めて使う場合は「有効にする」ボタンを押してやる事で使えるようになります。
使いたい場面で[Windows]+[V]キーを押すことでウィンドウが表示されます。

※記事執筆中のクリップボードです。

カーソルキーやマウスのスクロールボタンで下の方を遡って選択できるので、
作業性は一気に上がります。

フリーソフトにも便利なものがたくさんあります。

Windows10の標準機能だけでなく、
フリーで配布されているソフトにもクリップボード履歴を使えるものは多くあります。


専門的になりすぎるので、あまり詳しく取り上げるのは控えますが、
使い勝手が向いているものがあれば積極的に使ってみてください。

シンプルな使い勝手の「Clibor」などは定番ですし、
超高機能な「ペースター」も使いこなせれば便利この上ないです。

「ペースター」は私も手放せずに使っていますが、
いずれ掘り下げて特集としてご紹介したいと思っています。

今日はクリップボード履歴のご紹介でした。

簡単に使える割に作業効率化にとても有効ですので、是非使ってみてください。