どうも坂本です。
ビジネス現場では、表計算ソフトのExcelを使う機会は非常に多いと思います。
そのExcelについて、簡単に使えて効果の高い操作を少しずつご紹介していきたいと思います。

今回の題材はウィンドウ枠の固定という機能です。
スクロールすると見出しが消えて、見づらくなってしまう。
項目の多い表を作ると、どうしても画面内に収まらなくなってしまう事は多いですよね。
列が2,3本ならまだしも、5本を超えてしまうと把握する事は困難になります。
とはいえ、いちいち上にスクロールして見出しを確認する、なんてことは面倒です。

自分だけが見るならまだしも、資料として提出する表がその状態だと困りますよね。
そんな状態を簡単に解消できるのが、ウィンドウ枠の固定という機能です。
ウィンドウ枠の固定で出来ること

一言で説明すると、表の縦横にある見出しや項目をスクロールさせずに、常に画面に表示し続ける機能です。
例えば、この表を下にスクロールして表示する場合

ウィンドウ枠の固定の有無で、スクロールした際の見出し表示のされ方を比べてみました。
ウィンドウ枠の固定を使った場合

ウィンドウ枠の固定を使っていない場合

この設定をする場合のポイントは下記3点です。
行だけでなく列についても、自由な場所で見出しの固定が出来る
①まず任意のセルを選択します。


上の図のように、選択しているセルの左上の角が境目になると思えばいいでしょう。
②リボンの中の表示タブからウィンドウ枠の固定を左クリックします。

③そうすると選択可能なリストが出てきますので、その中の一番上にあるウィンドウ枠の固定を左クリックするだけです。

1シートにつき設定できるのは1箇所のみ
現状では、固定する場所を複数作ることは出来ません。

大きな表については、1つの表につき1つのシートを使うようにした方が視認性も良くなります。
印刷には反映されないので、印刷で同様のことをするなら別途設定が必要
この機能はモニターで見る場合に便利な機能です。
印刷で複数ページに対して見出しの有無を反映させる場合は、別途の設定が必要となります。
まとめ
リボンの表示項目から簡単に見出しの固定をする事が出来ました。
データ量の多い資料を作成する際には必須としておくべき設定ですので、ぜひ覚えていってください。